2025/07/29 11:47

さいしょに

私の仕事の七つ道具のふたつが「紙(ノート)」と「ペン」である。
今日はここ note で、ノートとペン、書くことについて話してみようと思う。

仕事用ノート

ここ数年愛用しているのは、セブンイレブンにあるコクヨのミニ方眼ノートと 100枚つづりのツバメノート 特 A10 だ。

ミニノートは主にやることリスト用で、使いきったら捨てている。
1ページに1日分、「今日やること」のチェックリストを作り、見える化してタスクを消化していく。

その他、依頼されたことや覚えておくことなどの基本的なもの、それ以外にも、ふと浮かんだアイディア、ちょっとしたメモ、note や SNS のネタ、通勤/帰宅途中に「あっ!」と思い付いたことも書き込む。
仕事用と言いつつどこにでも持って行くので、今見返してみると、晩ご飯のメニュー案、謎の走り書きメモ、お絵描きしりとり、旅行に行った時のスタンプなども登場していた。

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A4ノートは主にアイディア/勉強用で、使いきっても保管する。
ミニノートに書いたアイディアを掘り下げたり、仕事に必要な知識、仕入れ商品の詳細、企画のラフなど、後から見返したいものや、頭の中がパンパンにならないための整理(ゴミ出し)に使っている。
見開きは A3にもなり広く使えるので、あれこれ考えがまとまらないときも、バーッと書き込んで脳内をスッキリさせられる。


愛用ペン

ペンもまた、ノートと同じく私の相棒だ。
書き心地と書いた文字の見た目も重要で、これまで色んなペンを使ってきたが、ようやくたどり着いた私の「ベスト」を紹介したい。

👑 Juice up(PILOT)

流れるようななめらかな書き心地、文字のしっとりとしたツヤ感が大好きだ。特に、0.4 がイチオシ。
Juice up に出会うまでは、ZEBRA の SARASA CLIP が一番好きだったのだが、こちらもかなりオススメである。


手書きのメリット

私は、手書きが好きだ。
それには大きく分けて、2つのメリットがあるからだ。

ひとつめは、すぐに書けて忘れない こと。
スマホやパソコンにメモすることは、私には向いていない。
なぜなら、メモを取るまでのアクションと気が散る要素が多すぎるからだ。
スマホのロック解除、メモアプリの起動、「新規メモ」の選択でやっとメモを取れる。ここに来て、「何をメモしたかったんだっけ?」と忘れてしまっていることもしばしば。メッセージが来ていたら見てしまったり、つい他のアプリを開いてしまうことも少なくない。「後でメモろう」というのは、ほぼ忘れてしまっている。
めちゃくちゃ良いアイディア(だと思っていること)を思い付いていた時ほど、その忘れた悲しさは計り知れない。
冷蔵庫を開いて、何を取り出すか忘れてしまった時くらい悲しい。
玄関に置いておいたのに、持ってくるのを忘れてしまった時くらい悲しい。
買い物しようと街まで出かけたら、財布をわすれ…以下自粛

ところが、だ。
手書きの場合は、ノートを開いてペンをカチッとするだけで一瞬で書ける。
その差はほんの数秒かもしれないが、忘れてしまうまでに一刻を争う私にとっては、とてつもなく大事な時間の差だ。


ふたつめは、超個人的な意見だが、後から見返すと面白いこと だ。
感情は、字体に顕著に表れる。私のノートは一人が書いたとは思えないような、様々な字体であふれている。
丁寧な字、乱雑な字、丸っこい字、もはや読めない字。
取り消し線や矢印、数字、囲み線、イラストなど、結構ごちゃついてはいるのだが、その時の感情や情景を思い出せるし、後々ヒントとして役に立ったりもする。


さいごに

さて、今日はこのデジタルな時代に、アナログ代表の紙とペンについて話をしてきたが、いかがだっただろうか?
もちろん、デジタルの良いところもたくさんあるし、適材適所で使うのは大いに賛成だ。だが、それだからこそ、あえてアナログを選んでみるのもオツかもしれない。
これを読んで、紙とペンの魅力が少しでも伝わり「ちょっと良いかも」と思っていただけたらとても嬉しい。


おまけ「手書きPOP」

お客さまが 手書きPOP を褒めてくださることがあるのだが、これが、毎回小躍りしたくなるほど嬉しい。本の紹介文を書いた POP に対しては、「とても読みたくなる POP でした」と伝えてくださり、胸がほんわかあったかくなって心が満たされた。本当にありがとうございます!

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よそ行き文字