2025/07/16 10:05
熱気がもわわーんと、例年にも増して厳しい暑さですが、みなさま元気にお過ごしでしょうか?
エアコンや扇風機、冷風機。
最近では持ち運びもできる、充電式の携帯扇風機もよく見かけますが、みなさん、うちわって使われますでしょうか?
本日は、そんなうだるような暑さを涼やかに、快適にしてくれるアイテム Marugame Uchiwa <BAR> をご紹介いたします。

丸亀うちわとは
香川県は丸亀うちわの産地で、生産量は日本一、全国シェア90%を誇ります。
丸亀うちわの伝統を守りつつ、その魅力を再認識してもらいたいと、伝統工芸士の三谷順子さんと、アートディレクターの小杉幸一さんが作られたのがこのうちわです。
丸亀うちわは、一本の竹の棒をサクサクっと刀で割き、ぐにーっとひねり曲げ広げ、うちわの形に形成。その後、穂を編み、紙・へりを貼り完成させます。
鮮やかに、流れるように行われる一連の作業工程には、匠の技と技術が光り、竹の選別採取から完成まで、実に47にも及ぶ工程を踏むことで、ようやくできあがります。
作業工程の動画はコチラ ▼
Marugame Uchiwa <BAR>の特徴
貼られている和紙は「カゲロウの羽」とも呼ばれる、世界一薄い和紙土佐典具帖紙 が使われています。
透明にも関わらず、粘り強く強度があり、文化財の補修にも使われ世界中で重宝されている伝統和紙です。
土佐典具帖紙の詳しい説明はコチラ ▼
竹から作られていること、また土佐典具帖紙が使われていることで、極めて軽量な仕上がりに。
重さはんと 20g、いちご1個分という軽さです。
竹がしなやかにしなることでやわらかい風が起こり、やさしく軽やかな涼を感じることができます。
BARの使い道
お客さまにもよくいただく質問が、このふたつ。
「この棒は何ですか?」
「何に使うものですか?」

まず、この棒はうちわの元。この竹の棒を加工することでうちわになりますという見本です。
用途に決まりはなく、一緒に飾ってアート作品として(竹の棒とうちわはセットでの販売です)、「定規として使います」というお客さまもいらっしゃったり、お好みの使い方をお楽しみいただけます。
おわりに
うちわは久しく使ってないなぁという方にもぜひ、ご自宅で、鞄に入れて出先でも、日本ならではの風情を感じていただけたらとても嬉しいです。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございます!